AIに魂を
国連AI for Goodサミットのフィナーレ
2026年7月10日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開かれた国連「AI for Good」グローバルサミットのフィナーレに、3体のヒューマノイドロボットが登場した。ロボットたちはK-POPの群舞を披露し、ギャラクシーコーポレーションのチェ・ヨンホCEOはフィナーレの基調講演を「Let's Give AI a Soul(AIに魂を)」という言葉で締めくくった。
基調講演のタイトルは「Today, Tomorrow, and the Day After Tomorrow – The Future of AI is Humanity」。チェCEOはPhysical AIを「明日」、Soul AIを「明後日」の段階として示し、「AIは、より賢くなる技術ではなく、人の愛と記憶、感性を守る技術として発展しなければならない」と語った。「AIの未来はソウル(The Future of AI is Soul)」は、同社が英文プレスリリースのタイトルに掲げたメッセージである。
AI for Goodは国際電気通信連合(ITU)が主催する国連レベルのAIイベントで、各国政府やビッグテック、研究機関が一堂に会し、人工知能の社会的活用を議論する場だ。技術デモの見本市ではなく、進むべき方向を問う舞台である。そのフィナーレをエンターテインメント企業が担ったという事実そのものが、一つのシグナルだった。
ギャラクシーが示したのは技術ではなく体系だった
ギャラクシーがジュネーブで見せたのは、個別の技術ではなく一つの体系だ。ロボットにキャラクターを与え、衣装をまとわせ、文化コンテンツと感情中心の技術を掛け合わせれば、ロボットはそれ自体がパフォーマーとなり、エンターテインメントのプラットフォームになる——。ソウルで開催されたロボットファッションショー「MACH33」と「ギャラクシーロボットパーク」が、その実証例として併せて紹介された。
身体をつくる産業、ソウルを供給する会社
この主張がサミットのテーマと交わる地点は明確だ。産業界のヒューマノイド論議の多くが労働の代替と生産性にとどまるなか、ギャラクシーはまずロボットと人間の関係を問うた。人がロボットに好感を抱き、同じ空間で時間を過ごしたくなる条件とは何か。ギャラクシーの答えは技術スペックではなく、感情であり、キャラクターであり、ファッションであり、そしてKコンテンツだ。世界のヒューマノイドメーカーが「体」をつくるなら、ギャラクシーはその体に宿る「ソウル」を供給する——そういう構想である。
画面の中にとどまっていたAIがロボットの体を得て、人と共存する段階へ。ギャラクシーが定義してきたPhysical AIが、国連の舞台で検証されたことになる。ジュネーブの観客が目撃したのは、ロボットのダンスではなく、ロボットが文化になる瞬間だった。
よくある質問
Q. AI for Goodサミットとはどんなイベントですか?
国際電気通信連合(ITU)が主催する国連レベルのAIイベントで、各国政府・ビッグテック・研究機関が人工知能の社会的活用を議論する場です。2026年7月のジュネーブ・サミットでは、ギャラクシーコーポレーションがフィナーレを担いました。
Q. ギャラクシーコーポレーションはジュネーブで何を披露しましたか?
3体のヒューマノイドロボットによるK-POP群舞と、チェ・ヨンホCEOによるフィナーレの基調講演です。チェCEOはPhysical AIを「明日」、Soul AIを「明後日」の段階として示し、「Let's Give AI a Soul(AIに魂を)」という言葉で講演を締めくくりました。ソウルで開催されたMACH33ロボットファッションショーとギャラクシーロボットパークが実証例として紹介されました。
Q. 「AIに魂を(Let's Give AI a Soul)」という言葉は、どういう意味ですか?
世界のメーカーがヒューマノイドの「体」をつくるなら、ギャラクシーはその体に宿るキャラクター・感情・文化コンテンツを供給するという意味です。チェCEOは同じ講演で「AIは、より賢くなる技術ではなく、人の愛と記憶、感性を守る技術として発展しなければならない」と語りました。「AIの未来はソウル(The Future of AI is Soul)」は、同社がこの講演を伝えた英文プレスリリースのタイトルです。背景はPhysical AIホワイトペーパーにまとめています。